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●12・3国交省・財務省交渉
県の報告、説明をまる呑みするおそれ!
国交省の事業再評価は県とグルか!


  
 【左側・牧野聖修議員、右から2人目、海野徹議員、右写真・答弁する国交省担当官】

5月30日の交渉で「事業の必要性を審議、再評価」すると言った国交省は、前言
をひるがえして「補助金交付の適否を審査」する再評価だという強弁に終始した。

 そして「用地取得」と「土地収用」については県と同じく国交省も当事者である
にもかかわらず、責任回避して「静岡県からは話し合い解決にギリギリまで努力す
る」という報告があり、それを「見守っている」というのである。まるで他人事の
ように扱い、振る舞っているのだ。

 いったい何のための事業再評価なのか。なぜ必要性にまで遡らないのか。国交省
は県とグルか!交渉は冒頭、国会議員を代表して中村敦夫参議院議員(公共事業チ
ェック議員の会会長)が、3年前の現地調査から今日に至る経緯を述べ、159名
の国会議員署名提出に際して静岡県がきわめて不誠実で不見識きわまりない対応を
行ったことを批判し、国の補助事業に責任ある国交省担当官に対して、反対地権者
ら交渉団の意見をしっかり受けとめて対応するよう求めた。佐藤謙一郎衆議院議員
の司会で始まり、同席の国会議員の紹介のあと松谷県議が交渉主旨と参加者を紹介
して国交省担当官(飛行場部管理課、同計画課)による「質問書」(事前に提出し
たもの)への回答を受けた。しかし、回答のほとんどが責任回避、言い逃れでしか
ない。以下、交渉で明らかになったこと、問題にすべき点を大まかにまとめ報告し
ます。

★再評価委員会の委員名は公表するが審議は非公開とする。県の監視委員会でさえ
公開したのに、あきれた話ではないか!審議の公開を要求し、国会質問でもこれを
追及することを確認した。

★県の報告、説明にある「付帯意見」や貨物空港案、「公設、民営」方針について
相談は受けているが空港供用後の活用方針だから問題はない。まさに県の報告、説
明の鵜呑みそのものではないか。また、これは設置許可内容を大きく逸脱したもの
である。

★航空会社の路線開設についてヒアリングはやるが、事業の必要性の再評価はしな
い。また路線開設明示は供用1年半前なので今は検討しない。県の需要予測をまる
呑みする姿勢。何のことはない、06年開港に全く見通しが立たないことを承知の
上で言い逃れをしているだけで、まともな事業債評価をする気がないということだ。
補助金を付ける口実にしようというだけなのだ。

★「土地収用」と「用地取得」について地権者、共有地権者、立木所有者ら利害関
係人が大勢いることや地権者の出している「話し合い三条件」の内容を知っている
が、任意買収はできるものと考えている。これに対して同席の牧野聖修議員が「私
は計画の当初から強制収用以外に用地取得はできないと言ってきたではないか」と
強調した。まさにここが肝心だが、国交省の責任逃れははっきりしている。

★再評価委員会による現地調査については必要があれば行う。何という態度だ!現
地の現実の状況を知り、確かめもせずにどんな再評価ができるというのだ!現地調
査は絶対に必要だ。

★国交省の再評価は県の再評価が国交省の示したフレームに従って行われたかを調
べ、補助金交付のため行うもの。まったく形式的な「再評価」。同席の国会議員ら
から、是正を申し入れる意思が表明された。


 【交渉後、マスコミ対応する檜林、村田さん】

 以上のようなやりとりについて海野徹議員が最後に取りまとめを行い、交渉途中
財務省に対して補助金打ち切りの要請を行ったメンバーが戻って、終了となった。
交渉団には地権者の松本、檜林、村田さん始め20人が参加し、松谷県議、島野共
同代表、桜井事務局長が中心に質問、やりとりを行ったが1時間という中で十分な
交渉とはならなかった。


 国交省と静岡県は利害を共にして理不尽な既成事実を守るために必死だ。このあ
と再評価委員会は来年3月末までに結論を出すと言っているが、補助金を付ける口
実、お墨付きを得ようとしているに過ぎない。引き続いて県内の闘いを強化し、来
年1月からの通常国会での追及と3月中の再度の国交省交渉を予定して、断固、事
業認定申請を阻止しなければならない。


出席された国会議員】
中村敦夫(参議院)佐藤謙一郎(衆議院)海野徹(参議院)牧野聖修(衆議院)
金田誠一(衆議院)岡崎トミ子(参議院)岩佐恵美(参議院)黒岩宇洋(参議院)
松野信夫(衆議院)福島瑞穂(参議院)


【応援にかけつけてくれた方々】
石垣島・白保の自然を守る会・東京(生島融さんと仲間1人)

全ての国会議員に署名要請行動
12・3国交省、財務省交渉にあわせて


 先の159名国会議員署名に続くもので(総選挙の結果126名賛同議員を除く)
全ての国会議員控室を手分けして実施しました。そのほとんどが与党議員でしたが、
気持ちよく応対してくれた事務所もあれば、いきなり「うちはダメ」と言い放つと
ころもあるなど、多様でしたが、「来年1月中に必ず回収に伺います」と告げなが
ら、一人でも二人でも賛同署名が得られることに期待しました。当日はマイクロバ
スで早朝6時に吉田町を出発し、順次東名インターで乗り合って、予定より早く1
0時すぎには衆院第二議員会館に到着しました。参加された皆さん、御苦労様でし
た。(それにしても、貧しい県民の会の台所事情ですが、一つひとつの行動に多く
の皆さんの参加は、ほんとに心強く思います。)