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県事業評価監視委員会「空港継続妥当」に対する声明

                      声    明

 県事業評価監視委員会は、まやかしの機関である。10年経過してなお完成に程遠い
空港事業は速やかに中止すべきである。欺まんと隠蔽の上に立った事業継続の結論
は、良識ある県民の到底容認できるところではない。
 委員会の委員らはそもそも、県民に諮ることもなく知事が一方的に任命したもので、
公募委員も地元地域代表も含まれていない。また、委員らはこの空港建設についてほ
とんど予備知識らしいものも持ち合わせておらず、委員らは、みずからに都合の悪い事
実を隠したり表面的につじつま合わせを図るなど公正を欠く県当局の報告・説明を、悲し
むべきことに鵜呑みにするに近かった。
 委員らが県民の視点に立って透徹した調査審議を行おうとするならば、当然、反対・
批判の立場の代表を招いて県の報告・説明に対する不備の指摘や反駁を直接聴取し、
正確にこうした意見を交えて討議すべきであった。しかし委員会は遂に、形式的に反対
運動側の文書提出を求めただけで、事業費、旅客需要予測、費用対便益、環境保全対
策等の適否や事業進捗の見込みなどについて、県当局に対しても委員同士の間におい
ても、ほとんど論議らしい論議を行わなかった。討議不在、表面的でお座なりの審議と
言わざるを得ない。その無責任ぶりは、弁護士が2名も加わっていながら、県弁護士会
が会長声明をもって貴重動植物の移転・移植の効果を確認しない空港工事の即時中
止を求めたような重要な事実(当会の意見書においても指摘)に、一顧も与えようとしな
かったことにもよく示されている。
 空港事業再評価の監視結果の妥当性は、偏えに委員らの良心と見識と能力に懸か
っていた。本来、県民を代表する公正中立性に疑問がある委員会が、上滑りで形式的
な数回の審議だけで出した結論は、多少の粉飾を凝らしていても基本的に県に迎合し
た御都合主義的なものに過ぎない。知事は例によって、これもお墨付きであるかのよ
うに振る舞う違いない。しかし、マスコミの論調にも明らかなように、いまや全国の世論
がこの空港事業を包囲している。御用機関に堕した委員会の結論などは無価値である。
 われわれは、公正な世論に依拠して、あくまでもこの空港建設の中止を目指し断固と
してたたかい抜くのみである。
                         2003年7月31日
                                空港はいらない静岡県民の会