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今夜の番組チェック


  

空港は県民投票で決着を!

●2001年1月「空港ノー」吉田町民の会より

 
 新しい年が明けました。しかし、巷には倒産、失業があい次ぎ、大恐慌すら予
想されています。このようなときに、県民が望むでもないローカル空港を建設す
る必要がどこにあるのでしょうか。私達は、吉田町民にとっても大迷惑・大災厄
以外の何ものでもないこの空港を阻止するために、今年も徹底的にたたかい
抜きます。
 既にビラでもご承知と思いますが、【静岡空港・住民投票の会】が結成されて、
三月から五月にかけ全県下で署名を集める大行動が始まりました。私たちも
【住民投票・吉田町の会】をつくり、活動を始めました。先に【公共事業チェック議
員の会】が現地調査を行った際、私たちは『ストップ・ザ空港』で、「この空港は
いよいよ全国世論で包囲されるに至った」と書きました。今回の大署名運動の
展開は、全県民に対してはもちろん、こうした全国世論にさらに強く訴えるもの
になるに違いありません。
 吉野川可動堰もぴわ湖空港計画も、直接請求署名運動の結果、計画は大打
撃を受けて、事実上は撤回せざるを得ない局面に追いこまれました。この署名
運動を成功させることによって、「静岡空港」もこれらの事業とまったく同じ運命
に追い込むことができます。
 この署名集めに、ぜひ皆さん多数の積極的な参加をお願いいたします。

 
県は「国際化時代に空港が必要だ」と言っていますが…。

 知事や県が言っていることは、上すべりの観念的な主張に過ぎません。羽田
空港も四本目の滑走路をつくって国際空港にする方向に動いています。新幹線
 「空港駅」はJR東海の拒否の文書通告で吹き飛んでしまいました。静岡空港
が国際空港になるわけでは全然ありません。
 一昨々年、日経新聞(全国版)がおもしろい記事を載せました。「静岡県に言
わせると、この空港ができると県民が羽田や成田を利用している時間距離が一
時間短縮されるというのだが、それなら宇都宮(栃木)や前橋(群馬)も同じはず
だ。戦後、三人の宰相を輩出した群馬県が『空港欲しい症候群』にかかっていな
いのは一つの見識と言える」というのです。
 施設をつくれば需要が生まれる、という考えがどれほど間違っているかは、バ
ブルに踊った各地のリゾート開発の惨状を見るだけで明らかです。国際会議の
招致までもくろんだシーガイア(宮崎県と宮崎市の第三セクター)は、毎年積み
重なった債務が1400億円にも達して倒産寸前です。また、ほとんどの地方空
港は巨額の赤字をタレ流しています。
 東部は羽田、西部は名古屋空港など、県民はもっと便利な大規模空港を利用
し続けるに違いないのに、ろくな路線、ろくな便数もない「静岡空港」が国際化に
に寄与し県民の役に立つ空港になど、絶対になるはずがありません。ましてや、
地元地域の繁栄などとは縁もゆかりもありません。私たちが貰うのは取り返しが
つかない大迷惑だけであることは目に見えています。

工事が進んでいるのに中止したらムダになるのでは…。


 県は全用地取得の見込みもないのに強引に着工したものの、第一・第二工区
(養勝寺沢・物見塚周辺)では切土した土砂の持って行き場もなくて、ほとんど無
意味な土砂の運搬を繰り返しています。また、第三工区(吉田町に近い区域)で
は、2、30メートルも盛土しなければならない土地を逆に切土して、工事を続け
ているように見せかけるためだけの作業をしています。むろん、これらは反対派
が頑として土地を手放さないからです。
 マスコミの映像では第一・第二工区だけを大きく写すので、いかにもエ事が進
行しているような錯覚を与えますが、実際は、今までに切士・盛土した部分は本
体部分面積の10%程度、・本体部と障害切士部分を合わせて必要となる移動
土砂量×移動距離の計算では、たかだか3、4%に過ぎません。
 県は事業費を900億円もつかったように言いますが、そのうち約800億円は
代替農地造成、河川・道路の改修、用地買収にかかったカネで、本体工事のカ
ネは100億円を少し越す程度であることは、私たちが起こした訴訟の中で県
(被告)側の証人が供述しています。
 今ここでエ事を中止しても、この本体工事費100億円を別にすれば、まるまる
全部ムダになるというわけではありません。それよりも、これ以上エ事を続けた
ら何千億円(私たちは、この空港建設事業費は最後は4000億円から5000
億円に達すると見ています)という膨大な予算が、まるでドプに捨てるような結果
になることをシッカリと見きわめるべきです。その借金は、私たち現在の県民ば
かりか、子や孫の代まで重く重くのしかかってくるのです。
  
県民投票を行うのに直接請求署名以外の方法はないのでしょうか。

 県民多数が直接、「工事は中止することが正しい」と決定して、県にそれを実
行させることができればよいのですが、現在はそういう制度がありません。
 しかし、県民は知事や県会議員の選挙にあたって、「当選すればあとは何を
やってもよろしい」と思って全権を委任したわけではありませんから、地方自治
法には、自治体の首長や議会の方針に異議があるときは住民が声をあげるこ
とができる制度が設けられています。その一つが「条例制定の直接請求」の制
度です。
 それによりますと、今度のような湯合、「空港建設を進めてもよいか、やめるべ
きか」の県民投票を行う条例(いわば県の法律)を制定するため、それを求める
多数の県民の署名を集めなければなりません。一定の期間に署名が県内有権
者の2%に達すれば条例制定の請求は成立します。そのあと、県議会で条例案
が可決されたとき、その条例に従って県民投票が実施される運びになります。
 まわりくどいけれども、これが現在の制度です。
 この制度による署名は、誰が集めてもよいのではなく、署名集めの委任を受け
た【受任者】が、自分が住む市町村の住民の中からしか集められません。受任
者になってくださるための申込は、このHPのトピックスに申込票がありますので
プリントアウトして書いたものをFAXするか、または、メールでも結構です。

 
条例が制定され県民投票が実施されなければ無意味では…。


 多数の署名が集まって条例制定の請求が成立することは確かです。でも、今
の県議会の体質からは、多くの議員が投票条例案の否決にまわるでしょう。し
かし、私たちはそれを黙って見すごすようなことはしません。「請求が正当に成
立しているのに県民多数の意思を踏みにじろうとするなら、その理由」を厳しく
問いただす運動を展開します。
 投票条例が可決成立して県民投票が正しく行われ、もし空港建設推進が多数
を占めたら反対派もそれに従わなければなりません。なぜなら、それが民主主
義のルールだからです。しかし、空港反対が多数を占めた場合は、知事と県は
直ちに空港建設計画全体を撤回すべきです。それが民主主義のルールです。
 だが皆さん・県民投票を行ったら建設推進が多数になると思われますか。昨
年、朝日新聞が行った世論調査は、この空港事業がかかえる多くの問題点を提
示することもなく質問したもので、私たちから見ればまったく不十分なものでし
たが、それでも、この空港を「不必要」と答えた人が46%だったのに対して、「必
要」と答えた人は42%にとどまりました。今度、この大署名運動によって県民が、
この空港計画がどれほど重大な問題をかかえ県民の利益に反するものである
かを正確に知ったとき、「空港潰せ」の世論はさらに高まることは疑いありませ
ん。たとえ県議会が不当にも条例案を否決したとしても、土地収用によって用地
を力ずくで取りあげるような【石川プラン】は粉砕されます。
一番機が飛ぶ日は永久にやってきません。

 
世論の包囲で知事と県をますます締めあげるために…。

 空港予定地を、空路直下で騒音その他の被害が最大に集中する私たち吉田
町民の住民参加もなく一方的・権力的・強圧的に押しつけ、その後も強引きわま
るるゴリ押しを続けてきたのがこの空港計画です。完成の見込みもない計画と
理不尽きわまるやり方に、ここでキッパリ決着をつけなければなりません。
 県の借金(県債残高)は間もなく2兆円を超えようとし、来年度予算の編成に
1000億円以上も財源が不足しているとき、知事は「一年一五〇億円の空港
建設費はたいしたことはない」とうそぷいています。そういう悪政下で、県民生
活にとって身近な予算が次々と削り取られていくことに対して、全県下で県民の
批判と反発は強くなる一方です。
 ここで「空港はやめてくれ」という県民世論をいっそう盛りあげ、全国世論の包
囲の輪で知事と県をますます締めあげるために、吉田町民の皆さん、この直接
請求運動で多くの署名を集めて、私たち現地の声は圧倒的に「空港ノー」である
ことを示そうではありませんか。心から皆さんの力強いご協力をお願いします。