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 <9.19オオタカ営巣木新たに確認!>
ただちに工事中止!現状保全を要求する!


 
『新たに発見された営巣木」(空港予定地内)2002.10    
(空港に反対する榛原オオタカの森トラストの会撮影)

【10・8 オオタカ保護のための緊急声明】
 
 9月19日、オオタカ営巣木を新たに確認したと県が公表してから、その地点と営巣木現
認活動を進めてきた結果、障害切土部分との境界地点を現認して、直ちに工事中止と現
状保全を訴えるために、共同声明を発表した。2000年2月、オオタカ営巣木伐採を強行
した県の蛮行は全国的にも大きな批判を浴びた。県のオオタカ保護対策はデタラメであり、
信用できない。多くの県民の監視、注目が必要だ。今後、環境省への要請を含め、緊急行
動に取り組む予定です。

●新たにわかったこと

 新たな営巣木は、高さが30メートル以上、太さが人の胸の高さの所で直径約75センチメ
ートルという大きなスギの木です。
 場所は、そのすぐ下の地点で調節池の工事が、上の地点では切土の工事が予定されてい
る所です。
 10月10日、その新しい営巣林への対応を決める静岡県の会議(会長代理・新井真氏)が
開かれましたが、その結果は以下のようなものでした。

@今回の営巣は、空港予定地周辺で従来営巣していた4つがいのうちの1つがいが、尾根
を越えて500メートル以上移動して営巣したもの。
A営巣林周辺での工事は予定通り進める。従来の営巣地や、新しい営巣林周辺の保全を進
め、そちらへオオタカの営巣の誘導を図る

 2年半前、空港予定地内の古い営巣地を破壊する際、「代わりに周辺4ヵ所の営巣地は保
全するから」というのが県の言い分でした。
 ところが今回、その4ヵ所のうちの1つの営巣地の条件が悪くなり、オオタカはそこを捨てて、
尾根を越えた新たな場所に新たに営巣をしたわけです。

 それがまた、元の場所に戻る、誘導できるとは、いかなる根拠に基づくものなのか?疑問
点は多く出てくる所です。
 
                     共 同 声 明

 最近新しく、静岡空港の用地買収対象区域の内、滑走路部分の西端から約1キロメート
ルの地点(島田市湯日地区の山林)において、今年繁殖活動を行ったオオタカの営巣地1
箇所が確認された。営巣木は1本であるが、これは障害切土部分(約82ヘクタール)の
ほぼ境界の地点に位置し、航空機が離着陸する直下にあたるため、建設工事を進めた場
合、同地点におけるオオタカの営巣と子育てが今後不可能となることは疑いない。
 県は先に2000年2月・石雲院付近の山林(榛原町坂口地区)においてオオタカの営巣
木2本を情け容赦もなく伐採して工事を強行するというこの上ない野蛮な行為を働いた。
 今回も県が、県民の目を盗んでオオタカ営巣木を伐採することを厳に警戒しなlナればな
らない。このような行為は「環境保全の意義をまったく理解しない、全国に顔向けもできな
い最低の蛮行である。
 オオタカの営巣木が次々と発見されることは、この空港の立地選定が根本的に誤ってい
ることと、環境影響評価が著しく不完全で不当なものであったことを証明して余りある。
 特に今回の営巣地は、大規模な地形改変区域スレスレの地点にあるため.環境を保全す
るには空港建設工事そのものを中止し計画を撤回しなければならないという、事業推進こ
とって重大極まる問題をはらんでいる。
 県の認識がいかに誤っているか、計画がいかにズサンであるかを示す、このような由々
しい事態の発生をよそに、石川知事は県議会において、土地収用について判断する時期
が近い旨の発言を行っている。環境保全等の見地はいうまでもなく基本的に必要性にま
で遡って県民合意は全然成立していないこの空港建設を、力づくで強行するなどということ
はもってのほかの暴逆であり、われわれは全力をあげ断固としてこれを阻止する決意であ
る。
 われわれは、この空港建設は県民にとってまったく有害無益で中止することこそ県民の
利益であると信じる。われわれは知事および県に対し、当面、今回確認されたオオタカの
営巣地周辺の工事を直ちに中止し、同営巣地を現状のまま保全することを要求するととも
に、広く県民に対し、このオオタカ営巣地をめぐる県の行為をわれわれとともに厳しく監視
するように訴える。

  2002年10月7日
    ●空港はいらない静岡県民の会  ●榛原オオタカの森トラストの会
    ●「空港ノー」吉田町民の会  ●空港に反対す地権者・住民の会
    ●空港に反対する地権者・自治体議員の会 ●空港をかんがえる周辺住民の会
    ●空港予定地の自然を守る会  ●静岡空港反対共有地権者会
 

空港 オオタカ営巣地 2団体工事中止要求

空港事業地 オオタカ営巣

 建設中の静岡空港の事業地内で、絶滅の危険性が増しているオオタカの営巣木が新たに見つかった問題で、建設反対の2団体が16日、この営巣地周辺での今年度の工事を中止するよう県に求めた。また、オオタカが新たに営巣地を移した理由について県の見解をただし、今後の対応について回答を求めた。県側は「調査して、なるべく早く回答したい」としている。

 申し入れたのは「空港に反対する榛原オオタカの森トラストの会」(桧林耕作会長)と「空港予定地の自然を守る会」(前田文治代表)。10日の県オオタカ保護連絡調整会議で、「3月まで従来の営巣地にいたオオタカが移動した」とみて、「旧営巣地の保全対策がされれば、新営巣地からの誘導が可能」とした点を「保証はない」と批判。(1)新営巣地周辺の工事計画を明らかにする(2)新営巣木と、工事のために地形を改変する区域との関係を明らかにする(3)新たな営巣地周辺での今年度の工事中止を求めた。
 このほか、尾根を挟んで500メートル以上離れた旧営巣地に誘導できるとした根拠、旧営巣地の保全対策が終わる時期も明らかにするよう求めている。 (朝日新聞17日)